Quantcast
Channel: SAD CAFE
Viewing all articles
Browse latest Browse all 20

HUGO「HUGO」(1997)

$
0
0
'89年にVALENTINEのヴォーカリストとしてデヴュー、日本でも好意的に受け入れられましたが、アメリカでは注目されることなく終わり、レーベル移籍に伴いバンド名をOPEN SKYZに改名し活動を続けますが、やはり時代が悪かったというべきか、彼らに風が吹くことはなく、バンドは解散。ヒューゴはソロ活動への道を選びます。そこで目を付けたのがヨーロッパのメロディアス系バンドをリリースしているNOW&THEN RECORDSで、そこのレーベル・メイトであったTENのゲイリー・ヒューズにプロデュースを依頼、バック・バンドにもTENを従え、1stアルバムをリリースしました。一聴してわかるのはヒューゴの声質がJOURNEYのスティーヴ・ペリー似であることで、彼もそれをあえて隠さずに素直に表現しています。VALENTINEではオーソドックスなハード・ロックをやってはいましたが、やはり自分にとってはJOURNEYやFOREIGNERなどの偉大なバンド達の影響を素直に表現すべきと感じ、自らのヴォーカル・スタイルも偶然か必然か似ていたこともあり、そのようになったようです。TENのヴィニー・バーンズもまるでニール・ショーンが乗り移ったかごとくJOURNEYライクなトーンを披露しています。本作はヒューゴが書き溜めた楽曲を素直に表現し、無理をせず等身大の自分をさらけ出した作品といえます。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 20

Latest Images

Trending Articles





Latest Images